春日大社 奈良公園と鹿 世界遺産を訪ねる

春日大社は全国に約1000社以上あるといわれる春日神社の総本社になっています。
そして世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産にも含まれています。

古来より神域として狩猟や伐採が禁止されている春日山原始林が背後になる御蓋山(みかさやま)の西麓に鎮座しています。

平城京鎮護と藤原氏の氏神として、奈良時代中期の768年に創建されたということです。

奈良公園の鹿

奈良公園は、興福寺、東大寺、春日大社なども含めると東西約4Km、南北約2Kmで660ヘクタールという広さがあるそうです。
もの凄い広さですよね~。


そこには、国の天然記念物に指定されている野生の鹿が1200頭くらい住んでいるそうです。この鹿達は野生だということですから飼われている訳ではないんですね~。

そして、公園に生えている芝や木の実などの植物を食べていて、有名な「鹿せんべい」はおやつ的なものなのだそうです。

せんべいは米ヌカと小麦粉だけで作られていて、砂糖も塩も入っていないそうですよ~。

たくさんの鹿さん達が集まって来てせんべい欲しさに自らお辞儀をします~
可愛いなぁ~笑

鹿は春日大社の神使とされています。

春日大社が創建された時に、茨城県の鹿島神宮の祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白い神鹿に乗ってやってきたと伝えられているので、鹿は古くから手厚く保護されてきたのだそうです。

春日大社へ参拝

春日大社 二の鳥居


一の鳥居から東へ約1.2kmのところだそうで、平安時代の末期の創建なのだそうです。
この辺りまで来るとやはり雰囲気が変わってきて神聖な気持ちになってきます。

鳥居のところに狛犬がいます。
年代を感じます。そして、逞しいなぁ~。


春日大社 鹿の手水所

二の鳥居をくぐってすぐ近くにあり、伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)と呼ばれています。

神使いの鹿が巻物をくわえた部分から水が流れ出ています。
巻物は経典だそうで明治以前は神仏習合で春日大社と興福寺は一体のものとなっていたんですね~。

春日大社 祓戸神社

手水所の左手すぐに祓戸神社があります。

ここは瀬織津姫(せよりつひめ)さまの大事なところ~忘れないでね~。
罪や穢れを祓ってくれるという神様ですから本殿に参拝する前に必ずお参りしておきたい神社です。


春日大社 慶賀門(けいがもん)

回廊の西側にある門で、古来の正式な参入門となっている由緒ある門なんですね~。

春日大社の神山で禁足地になっている御蓋山(みかさやま)を正面に望みながら入ることが出来る門となっています。

現在の春日祭では勅使が藤原氏であればこの門から入ってお祭りを奉仕するのだそうです。
(ちなみに南門の方は藤原姓以外の勅使のための参入門だということです。)

春日大社 南門(なんもん)

高さが12mもあり春日大社最大の門だそうで、現在は南門が正門になっているということです。

門の内側からの写真です。朱色がとっても素晴らしいです。

門をくぐってすぐの位置に「幣殿・舞殿」があって、一般の参拝はここからお参りするようになります。

春日大社 回廊周辺・中門(ちゅうもん)・御廊(おろう)

春日大社の本殿は、「御廊」と呼ばれている建物に囲まれていて普段は目にすることは出来ないです。

ただ、この御廊所までは特別参拝料金が必要ですけど行くことができます。

御廊の所まで行く間にいくつかの摂社などがあります。
・井栗神社
祭神:高御産霊神(たかみむすび)
天地開闢の時に天之御中主神(あめのみなかぬし)の次に神産巣日(かみむすび)神と共に現れた造化三神と呼ばれる神の1柱です。
「安産の神様」「縁結びの神」としてご利益があるそうです。

・穴栗(あなぐり)神社
祭神:穴次神(あなつぎのかみ)
幸運を招くとされているそうです。

・辛榊(からさかき)神社
祭神:白和幣(しろにぎて)様
交渉ごとを上手にまとめて下さる神様だそうです。

・青榊(あおさかき)神社
祭神:青和幣(あおにぎて)様
争いを解決に導いて下さる神様だそうです。

・岩本神社
「社頭の大杉」いわれる大木の根元に社殿があります。
祭神:住吉三神
表筒男命(うわづつのみこと)・中筒男命(なかづつのみこと)・底筒男命(そこづつのみこと)
和歌の神様や受験合格へのご利益として知られているといことです。

中門は本殿の直前にある楼門で高さが約10mということです。
御廊は中門から左右に延びていて、それぞれ約13mずつあるそうです。

本殿はその奥にあって、四神がお祀りされていますが、本殿を直接見ることはできないんですよね~。

中門の手間に立っているのが「社頭の大杉」と呼ばれる大木で樹齢約800年~1000年で高さは25mあるそうです。

700年昔に書かれたという春日神の霊験を描いた鎌倉時代の絵巻物の「春日権現験記(かすがごんげんげんき)」にまだ小さかった木が描かれているそうです。

その木が大木となって現代まで生きているというのは不思議な感じと、いとおしさを感じます。

春日大社 摂社・末社

春日大社は摂社・末社がまだまだたくさんあって合わせて61社お祀りされているそうです。
お時間がある時は是非ともゆっくりと参拝してくださいね~。

本宮神社遥拝所(ほんぐうじんじゃようはいしょ)
春日大社本殿の南側で「若宮神社」との間にあるちょっと目立ちにくい遙拝所です。

禁足地で一般人は立ち入り出来ない「御蓋山(みかさやま)」の山頂にある「本宮神社」へのお参りの場所だそうです。

鹿島神宮からの「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」が白鹿に乗って降り立ったとされているということです。

若宮十五社めぐり
春日大社のHPによりますと次のような説明があります。

境内南側には若宮様がご鎮座され、その周辺は昔、参詣に訪れた人々が様々な思いを胸に、神めぐりをした場所として伝えられております。
この辺りは、人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守りくださる神々が、若宮様を中心にお鎮まりになられております。
ご参詣の皆様にも、ぜひこの若宮十五社を巡拝していただき、人間の一生をたどりながら、自身の生涯の安泰を心を込めてご祈願ください。
<中略>
どうか一人でも多くの方がこの十五社のお社とご縁を結ばれ、神々様のご神徳によって幸多き素晴らしい人生を歩まれますことを祈念し、「若宮十五社めぐり」のご案内をいたします。

第1番納札社:若宮(わかみや)神社
祭神:天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)
正しい知恵をお授けくださる神様

第7番納札社:三十八所(さんじゅうはっしょ)神社
御祭神:
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)=神武天皇

水谷九社めぐり
春日大社境内の北を流れる水谷川(みずやがわ)は春日山から湧き出る聖なる川で、そのほとりに鎮座する水谷神社とその周辺は古来、春日信仰の根幹をなす龍神信仰が特に盛んな場所だったのだそうです。

御創建1250年を迎えることを記念して、開運招福水谷九社めぐり」を行うことになったそうで、すべて参拝すると特別な御守と御朱印がいただけるということです。

春日大社 祭神

四柱を総称して春日神と呼ばれ、藤原氏の氏神、平城京の鎮護神として祀られ創建されたということです。

第一殿
武甕槌命(タケミカヅチ)
茨城県の鹿島神宮からお迎えされました。

詳しくはこちら⇒》建御雷神《

第二殿
経津主命 (フツヌシ)
香取神、香取大明神、香取さま等とも呼ばれ千葉県の香取神宮から迎えられました。
経津主神は武甕槌神と関係が深いとされ、両神は対で扱われることが多いということです。
アマテラスの命を受けてタケミカヅチと共に出雲に降りてオオクニヌシとの国譲りの交渉を成功させたとされています。

第三殿
天児屋根命 (アメノコヤネ)
藤原氏の祖神(河内国平岡の神)
言霊(ことだま)神、祝詞の祖神とされています。
関連はこちら⇒枚岡神社 大阪府東大阪市 お笑い神事のパワースポットを訪ねる

第四殿
比売神
天美津玉照比売命(アマノミツタマテルヒメ)
天児屋根命の妻

春日大社の御朱印

春日大社へのアクセス


宿泊情報⇒》春日大社 周辺のホテル・旅館《

■春日大社
〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
HP⇒http://www.kasugataisha.or.jp/

<下記交通案内はHPの情報です>
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)約11~15分、
「春日大社本殿」下車すぐ または
奈良交通バス(市内循環外回り)約9~13分「春日大社表参道」下車、徒歩約10分


名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km

浅茅ヶ原園地(あさじがはら)・浮見堂・鷺池(さぎいけ)・おまけ情報

奈良公園の春日参道の南側丘陵地一帯に静かなたたずまいの景勝地があります。

片岡梅林や浮見堂と呼ばれる六角形のお堂が鷺池の水面に映る姿が美しいです。

帰りに鷺池・浮見堂に寄りました。



ちょうど夕陽がとっても綺麗でしたよ。