露天神社(お神初天)/綱敷天神社 御旅社 大阪市街地のパワースポットを訪ねるPart 3

大阪の街中にある神社を訪るPart 3は、北区曽根崎の「露天神社」と茶屋町の「綱敷天神社 御旅社」です。

露 天神社(お初天神)

露天神社(つゆのてんじんしゃ)に繋がる「曽根崎お初天神通り商店街」は、梅田周辺で働いているビジネスマンやOLなどたくさんの人々で賑わっているんですよ。

そこには大小100店舗以上のお店があって、そのビルの谷間に「露天神社」が鎮座しています。

ここはあの有名な近松門左衛門作の「曽根崎心中」の舞台となった所でもあり、その悲劇のヒロインが「お初」という名前だったことから、通称「お初天神」と呼ばれているんですよ。

露天神社の参道は東西南北にそれぞれあって、境内の通り抜けは自由になっています。

今回は、北側入口(裏参道)から入りました。「お初天神商店街」からはここからが便利なんですよ。

ほんと、賑やかな商店街のビルの谷間って感じですよね~笑~

参道を少し進んでいくと、こんなモニュメントがありましたよ。どうして狸と鶏が奉納されているのかはわかりませんでした。

ちょっと不思議な感じ~笑~

それから壁画もありましたよ。大阪生まれ(1985年)のアーティスト藤本絢子さんの作品でアクリルペイントで描かれています。
「十二支と境内の緑をテーマに神社を巡る春夏秋冬を表現した」というこです。

左下に描かれている鳥居のところで「お初」と「徳兵衛」が寄り添う姿もかわいいです。
幻想的な雰囲気いっぱいのステキな壁画ですよ~。

参道を抜けると、拝殿があります。

周囲はビルの景色ですね~笑

大都会の中にある神の領域です!!
異空間の雰囲気いっぱいで、ここだけはもう別世界ですね。

露 天神社の祭神

露 天神社は創建から千三百年の歴史がある神社で曽根崎・梅田地域の総鎮守とて地域の人々に崇敬されている神社なのです。

・少彦名大神(すくなひこのおおかみ)
大國主大神(大己貴大神)と兄弟の誓いして、力を合わせて国造りを行った神様です。
「穀物・医薬・酒造・温泉」の神でもあります。
詳しくはこちらで⇒少彦名神社 大阪市街地のパワースポットを訪ねるPart 2

・大己貴大神(おおなむちのおおかみ)
超有名な大國主大神(おおくにぬし)のことです。因幡の白ウサギの神話が有名ですよね。
少彦名大神と一緒に国造りを行った神様ですが、超モテモテの神でもあるんですよね。
それを物語るようになんと6人の女神と結婚しているんですよ。(日本の神様は大らかだったんですね~笑)
そんな恋多きところから縁結びの神さまとして大人気なんですよね~~。

・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
学問の神様として有名ですよね。そして天神様の愛称で親しまれています。
詳しくはこちらで⇒大阪天満宮 大阪市街地のパワースポットを訪ねるPart 1

菅原道真公は、大宰府へ左遷される途中にこの神社にも立ち寄ったそうです。
「露天神社」の社名の由来は、その時に詠まれた「露と散る涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出ずれば」の「露」に由来しているという説もあります。

・天照大神(あまてらすのおおかみ)
八百万の神のトップに君臨している女神で、太陽の神でもあります。イザナキノミコトが禊ぎで体を洗い、左目を洗った時に生まれたといわれています。有名なスサノオは弟になります。

・豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)
天照大神の食べ物を調達している女神です。そこから発展して五穀の主宰神となったとされています。

露天神社は「お初天神」として有名なのですが、その「お初」と祭神との関係はないんですね~。

露天神社の境内末社

・水天宮 金刀比羅宮(すいてんぐう ことひらぐう)
祭神は天乃御中主大神、他6柱。
ご利益は安産、児童守護、交通安全、水関係職種の守護だそうです。
水天宮は久留米藩蔵屋敷内に、金刀比羅宮は丸亀藩蔵屋敷にあったそうです。
明治維新後に合祀されて、その後に露天神社の境内社として祀られたそうですよ。

・難波神明社(なにわしんめいしゃ)
祭神は天照皇大神です。
露天神社のHPによりますと、社殿が西向きだったので「夕日の神明」とも称されています。
往時はこの地を「大神宮の北の洲」、または「神明の鼻」と称し、一帯が境内地だったそうです。


・開運稲荷社(かいうんいなりしゃ)

ご利益は商売繁盛、五穀豊穣、皮膚病治癒があるそうですよ。
露天神社のHPによりますと、
「古くは皮膚病の治癒を願って「鯰」の絵馬が多数掛けられ、お百度を踏む人々で混み合うほどだったと伝えられている」ということです。

大阪の恋人の聖地

お初天神は、「恋人の聖地」としても認定されています。

恋人の聖地は、桂由美さんたちがNPOが行っている「恋人の聖地プロジェクト」によって、「プロポーズにふさわしいロマンティックなデートスポット」として認定された場所なんですよ。

官公庁も後援しているという事ですから、
まさにお墨付きの場所とも言えるんでしょうね~笑笑~

でも「お初と徳兵衛の心中した場所」がなんで聖地?って思う人もいるでしょう。

でも、ここにお祀りされている菅原道真公も亡くなった時は、左遷された事に対して強い恨みをもつ「怨霊」だったそうです。それが最終的には学問の神様として祀られているんですよね。

ここが日本人の面白いというか、スゴいところかなぁって思うんです。

二人はこの世では添い遂げることが出来なかったのですが、
心中をしてまでも結ばれたいと思う相手と巡り会ったわけですからね~。
縁結びとして思えば、最強の出逢いといえますよね。

ですから、それにあやかって恋愛を成就させたいと願う女の子や、永遠の愛を誓いたいというカップルがたくさん訪れる場所となったんでしょうね。
そういうことなら、二人が恋愛の神様となっても不思議ではありませんよね~。

元禄16年に遊女の「お初」と手代「徳兵衛」が、ここの神社の「天神の森」で実際に情死した事件がありました。

「曽根崎心中」は、それを元にして近松門左衛門が人形浄瑠璃に作った物語なんですよね。
この作品が上演されると民衆の涙を誘って大評判だったそうです。

当時は自由な恋愛が出来ない時代でしたので、一緒になれないとこの二人のような心中事件が増えてしまって社会現象にもなるほどだったようです。

それにより江戸幕府によって規制されてしまったということですから、もの凄い影響力だったんですね。

露 天神社(お神初天)へのアクセス


宿泊情報⇒>お初天神 周辺のホテル・旅館<

■露天神社
以下はHpからの情報です。⇒http://www.tuyutenjin.com/
大阪府大阪市北区曽根崎2丁目5番4号
TEL:06-6311-0895
電車
大阪市営地下鉄谷町線 東梅田駅
大阪市営地下鉄御堂筋線・阪急電鉄・阪神電鉄 梅田駅
大阪市営地下鉄四ツ橋線 西梅田駅
JR 大阪駅
JR 東西線 北新地駅
より徒歩5~10分

綱敷天神社 御旅社

大阪にはたくさんの「天神さま」があって、地元の商売繁盛を見守ってくださっているのでしょうね~。

その中の綱敷天神社 御旅社(つなしきてんじんしゃ おたびしゃ)は梅田駅の茶屋町口より徒歩約3分という人通りの多い場所に鎮座しています。

この神社も境内に入っていくと空気感が変わっていくのを感じす。まさに梅田の繁華街にある異空間ですよね~。

綱敷天神社は約1200年の歴史ある神社です。嵯峨天皇(さがてんのう)の幸行で現在の本社がある場所に仮の御殿を構えて宿泊された事に由来しているそうですよ。

菅原道真公も無実の罪により九州の太宰府へ流される時にこの梅田の地に立ち寄ったそうです。

その時に、見事に咲いていた紅梅を見るために乗っていた船の艫綱(ともづな)を円座状にして、つまり陸地と船をつなぎとめる綱を丸くなるように敷いて眺めたのだそうです。
そこから「綱敷(つなしき)」の由来となったとも言われています。

さらに「梅田」の名もこの時の菅原道真公に関係しているそうですよ~。

というのも、従者の白太夫の一族に「(この美しい梅の木を守るために)この地で留まり、戻って来る日まで待つように」と遺訓を残し、白江の姓を賜り自筆の御影と座られた綱を与えて太宰府へと旅立ったということです。

白江氏はそれに従って、紅梅の樹下に小祠(しょうし)つまり小さな社を設けて梅塚天満宮と称したそうです。これが「梅田」の名の由来となったと伝わっているということですよ。

その綱敷天神社は、現在3カ所に分かれています。
・綱敷天神社 本社-神山町
・歯神社-角田町
そして、ここの「綱敷天神社 御旅社」ですね。

御旅社(おたびしゃ)というのは、簡単にいえば「神様の別荘」というイメージになります。

普通で言われる臨時的な御旅所とは違って、常に祭神が鎮座しているということで「御旅社」となっているんですね~。
いろいろと奥が深いですよね~。

私も旅のレポーターのイメージで♪~笑笑~

このあたりが「キタ」と呼ばれるようになったのも、綱敷天神社が関係しているみたいですから興味がある人は調べてみるといいですね。

もしかしたら
天神さまの通になっちゃうかもね~笑笑~

綱敷天神社 御旅社 祭神


主祭神 菅原道眞公(すがわらのみちざね)

藤原時平に貶められ太宰府に流されてしまう事になったときに、京都では梅の木に「東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」と詠むくらいですから、とっても梅を愛していたんでしょうね。
だから綱敷天神社にも菅原道眞公と梅にまつわるお話が伝わっているのでしょうね~。

菅原道眞公については「大阪市街地のパワースポットを訪ねるPart 1」でもふれていますのでそちらの方も参考にしてみて下さいね。
大阪天満宮


末社 玉姫稲荷神社-玉姫稲荷大神

現在は、女性の守り神や縁結びの神様として若い人を中心にお参りする人も多いそうです。
以前はこの地の産土神(うぶすながみ)としてお茶屋で働く女性の守り神として信仰されていたといわれています。

綱敷天神社 御旅社へのアクセス


宿泊情報⇒>梅田駅 周辺のホテル・旅館<

■綱敷天神社 御旅社
〒530-0013 大阪府大阪市北区茶屋町12-5
電車
市営地下鉄谷町線「中崎町駅」3番出口から南へ300m 徒歩10分

■大阪市街地のパワースポットを訪ねるシリーズ■
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