白水阿弥陀堂 福島県いわき市の古代ハスと平泉ゆかりの地を訪ねる

福島県いわき市に、東北地方には3つしか残っていない平安時代の建築物の一つがあります。

それが国宝「白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)」
福島県で国宝に指定されている建物はここだけなのだそうでよ。

平安時代の末期は「末法思想」というのが広がり初めていたそうです。

その思想は、「お釈迦様の死後、2000年すると正しい釈迦の教えが伝わらない暗黒の乱世が訪れる」というもので、貴族などで信じられていたんですね~。

そしてこの末法の世になるというのは深刻な問題だったんですね。
それでどうにかして救われたいという思いが極楽浄土へのあこがれに繋がっていったそうです。

お寺は、極楽浄土で皆を救おうとしている阿弥陀如来の力にあやかりたいという思いを受け止め、その浄土の心を具現化して人々に救いと安らぎを与えてくれたんですね~。

10円玉に描かれている「平等院鳳凰堂」は、まさに平安時代の末法思想が生み出したものということですよ。
参考⇒平等院 阿弥陀如来と極楽浄土の地を訪ねて

このような時代背景を頭に浮かべながら、阿弥陀堂や庭園をみていくとまた違った見え方がしてくるのではないかと思いますよ。

願成寺 白水阿弥陀堂

国宝「白水阿弥陀堂」は、平安時代後期の1160年に
国主の岩城則道(いわきのりみち)の妻、徳姫(とくひめ)が則道の死後に菩提を弔うために願成寺と阿弥陀堂を建立されたそうです。

徳姫は奥州平泉の初代当主藤原清衛(ふじわらきよひら)の娘です。

清衛は、岩手県平泉町に世界遺産となった中尊寺金色堂を建てた人で、1105年に極楽浄土を実現させるために中尊寺を建立したということです。

それに倣って、この地にも阿弥陀如来の住まわているという極楽浄土を具現化した庭園が造られたんですね。
白水の地名は、平泉の【泉】の「白」と「水」からだそうですよ~。

橋の先には、まるで極楽浄土の七宝の池に浮いているような美しい彼岸の世界が待っています。

この世(此岸)とあの世(彼岸)の極楽浄土を繋ぐ架け橋の一つ目を渡ります。
三途の川ではないですよ~笑笑~

極楽浄土を目指して♪


二つ目の端を渡る途中に蓮(はす)がありました。花はもう終わってしまっていたのはちょっぴり残念~。

金色堂の中に、藤原三代の棺があってその中に蓮の種があったそうですよ。
それを一生懸命育てたら花が咲いたそうです。
名付けて「中尊寺ハス」ですね~。

そのハスが白水阿弥陀堂にも分けられたそうです。
確かなことは分かりませんけど橋の近くあって他の蓮とは離れているので、もしかするとこのハスかもしれませんね。

藤原時代の命が現代と繋がっているんだなぁ~と思うと不思議な感じがします。

二つ目の橋を渡ると、極楽浄土の世界が待っています。

端正な姿の阿弥陀堂

堂内には阿弥陀如来像、観世音菩薩像、勢至菩薩像、持国天像、多聞天像の仏像が安置されているんですよ。
撮影禁止なのがちょっと残念です~。

内部は穏やかな雰囲気が漂っていて阿弥陀如来の前にすわっていると心が落ちいて極楽浄土の世界が見えてくるようでした。

本当にとっても美しい形をしたお堂です。

浄土の地にいると心が洗われるようです♪


極楽浄土の世界を写真に残して~♪

極楽浄土から見える対岸の此岸(この世)も美しいですね~。


此岸(この世)に戻って来ました~笑~
庭園の周辺も散策してみました。



まさに七宝の池に浮かぶ極楽浄土の景色ですよね~。

白水阿弥陀堂 蓮の花

蓮の花の時期はちょっと過ぎていて残念でした。
こちら側の蓮は、古代ハス呼ばれ千葉県 検見川の遺跡で発掘された今から2000年以上前のハスが元になっているそうですよ。

少し歩いて行くとほんのチョッピリだけ咲いていたのを見つけて嬉しくなってしまいました。

蓮は仏教とは深い縁があって、浄土真宗の蓮如上人とか蓮の名が付く人も多いそうです。
この蓮は彼岸の浄土界の方ではなくって、こちら側の世界で咲いているんですよね

阿弥陀如来の救済は、善行を積んだ清らかな人だけが救われるのではなく、
泥の中に紛れているような人達も含めてすべての人が救われるのが本願という意味が含まれているそうですよ。

「泥中の蓮」ということわざがあるように
蓮は汚い泥のでも、清らかな花を咲かせるんですよね。

阿弥陀如来の救済と蓮はそのような意味合いでも繋がりがあるのかもしれませんね。

平安時代の人々の面影を今に伝える「白水阿弥陀堂」はとても素晴らしいところでした。

白水阿弥陀堂の写真

白水阿弥陀堂のHPには、写真を自由に使っていいですよという旨の記載がありました。

ステキな写真が多数提供されていましたので、感謝しつつその一部をご紹介しますね~♪。
HPはこちらです⇒http://shiramizu-amidado.org/

経典には「極楽浄土に七宝の池があり、池に八つの功徳水が満ちて蓮花が咲く」とあるそうです。

阿弥陀堂は、東・西・南の三方が池になっています。
浄土曼荼羅的な蓮の花に中にあるイメージで造られたそうです。ですから背後の三方に蓮の花にたとえた山がある地が選ばれたんでしょうね。

お堂には、正面に当たる南から二つの中ノ島にかかる橋を通って行きます。
この世と極楽浄土はこの二つの橋で結ばれているんですね。つまり生きたまま極楽浄土に行くことができるってことですよね~。

阿弥陀堂を中心にした、これらの並びは、まさに平安時代末期に盛んだった浄土式庭園なんですね~。

阿弥陀堂を空からみるとその事がよくわかりますよね。










白水阿弥陀堂の御朱印

白水阿弥陀堂 アクセス


宿泊情報⇒>白水阿弥陀堂 周辺のホテル・旅館<

■白水阿弥陀堂
福島県いわき市内郷白水町広畑221
TEL 0246-26-7008
HP⇒http://shiramizu-amidado.org/

交通
常磐自動車道いわき湯本ICから車で約15分
JR常磐線いわき駅→川平行きバスあみだ堂バス停、徒歩5分