金峯山寺 奈良県吉野町の蔵王堂を訪ねる。

金峯山寺(きんぷせんじ)は、奈良県吉野町にある金峰山修験本宗(修験道)の本山ということです。
そして金峰山(きんぷせん)は一つの山ではなくって大峰山脈のうちの「吉野山から山上ヶ岳までの連峰」の全体を呼ぶそうです。

さらにここの吉野山は日本一ともいわれる桜の名所として知られています。

何でも、役行者(えんのぎょうじゃ)が蔵王権現の像を桜の木で彫ったということで、桜が御神木といわれて保護され、献木として苗木を植える人もいて長い年月をかけて桜の名所といわれるようになったんですって。

ですから、吉野山の桜は蔵王権現への祈りから生まれたといわれるそうです。

橿原神宮を訪ねた帰りに、ちょっと足を伸ばしたみたらライトアップされた金峯山寺を見ることができてしまいました~♪ラッキー!!


この階段を上って行くと、壮大な本堂の蔵王堂があります。

金峯山寺 蔵王権現

金峰山寺は、世界文化遺産にもなっているんですね~スゴい~。

1300年以上も前に「修験道の開祖」といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)が創建したのだそうです。
圧倒的な存在感がある本堂の蔵王堂は高さが34mで、奥行と幅はともに36メートルという大きさです。

国宝にも指定されているということです。
現在のお堂は1592年に再建されたものだそうで、その再建は豊臣秀吉の力を借りて行われたといわれています。

お堂は、なんと64本もの柱で支えられて、その巨大な杉や桧、つつじなどは各地から集められたそうで、皮を剥いだだけの自然のままの柱なのだそうです。

本尊は金剛蔵王権現

本尊は日本最大の秘仏とされ、一般の人は特別な時しか拝観することが出来ないです。

今年は平成30年11月3日~11月30日の間だけ特別ご開帳がありました。「国宝仁王門大修理勧進」「神仏霊場会発足10周年記念」ということだったようです。
訪ねた時間が遅かったので拝観することは出来ませんでした~。

どんなお姿なのかは、金峯山寺のHPを見てくださいね。
こちら⇒http://www.kinpusen.or.jp/niomon/

このページにアクセスするとスゴいインパクトのある金剛蔵王権現がどーんと迫ってくる感じですよ。

そのお顔を見ると、目を見開いて眉毛がつり上がりスッゴく怖いです。
役行者が乱れた世の中を救ってくれる仏様の出現を祈ってたきに現れたのが金剛蔵王権現なのだそうです。

ですから大陸から伝わってきた仏像が多い中で、権現さまは日本生まれということですからステキです。

権現さまは、とても怖いお顔をしていて、まさに憤怒の形相です。

どちらかといえば、仏様は優しいお顔で見守るイメージがありますよね。

それが、口からは牙!!、右手を振り上げて髪の毛は逆立ち怒りまくっている感じですよね~怖いし~笑
「怒髪天を突く」とはこんな感じなのかもしれませんね~。

でもどうしてそういう怖いお姿なのかというと
それは「自分たちを悪い物から守ってくれる。自分たちの中にある煩悩とか恨み妬みといった悪い物を、叱ってでも真っ直ぐになるように導いてやろう」という現れなのだそうです。

権現は、人々を救い導くために現れた仏様の仮の姿で、荒れた時世には優しさではなく「厳しさや強さ」なんだそうです。

金剛蔵王権現は三つの像からなっているんですね~。
中央が釈迦如来で過去世、向かって右が千手観音で現世、左の弥勒菩薩は未来世を意味しているということです。
つまり、過去・現在・未来の三世にわたって私たちを救ってくれる権現さまという意味だったんですね~。

それから、仏像が青いんですよね。
荒々しく、怖いお姿に塗られている青い色がちょっと不思議です。

この青いのは青黒色(しょうこくいろ)と呼ばれ、仏様が内面に持っている慈悲の心を現しているそうです。
「海よりも深く青い母の愛、宇宙よりも青く広い父の愛」そんな意味のある青い色なのだそうです。

金峯山寺 本堂
夜はとても神秘的~。

修験道っていうのは、日本古来からある山岳信仰に仏教の組み合わさった、日本独自の神仏習合の信仰なのだそうです。

自らの意志で山に入って神仏が座している森で厳しい修行をし、心と身体で自然界の気を感じいただくことで悟りを開くことを目指しているそうで、さら命がけの修行をし、霊力、験力を開発する道でもあるそうです。

修験道の実践者を修験者と呼び、さらに山に伏して修行する姿から山伏とも呼ばれるそうです。

金峯山寺へのアクセス


>金峯山寺 周辺のホテル・旅館<

■金峯山寺(きんふせんじ)
〒639-3115
奈良県吉野郡吉野町吉野山
TEL:0746-32-8371
HP⇒http://www.kinpusen.or.jp/