高天彦神社 奈良に伝わる高天原の伝承地を訪ねる

高天彦神社(たかまひこじんじゃ)は、奈良県御所市に鎮座の神社です。

高天(たかま)はこの地一帯の地名で、古事記にでてくる日本神話の高天原(たかまがはら)の伝承地でもあるんですね~。

高天原というのは、古事記の第一巻の最初の「天地(あめつち)のはじまり」で登場し、天上界にあったとされる天津神(あまつかみ)が現れ住んでいる所です。

最初に現れたのは造化三神と呼ばれる三柱の神様で、後に現れるイザナギ・イザナミ、そしてアマテラス大神、孫の瓊々杵尊(ニニギノミコト)が高天原から地上へ天降った天孫降臨、さらに神武天皇へと神話が続いていきます。

そんな神話のロマンがいっぱいの地に出かけてみました~♪

高天彦神社へは県道30号線で向かって行きます。

途中の標識が伝説の舞台へ向かう気持ちを盛り上げてくれます~わくわく♪~

県道30号線から分かれた山間の道を上っていくと、高天彦神社への参道があります。

ここからですと、一山越える感じで歩かないとたどり着かない感じです。私たちはもっと近くにある駐車場まで車で行きました~笑~。

駐車場へ到着♪

奥に見えるのが御神体山の「白雲峯」ですね~。

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高天彦神社 参拝

高天神社 参道

駐車場に着いてすぐ気づいたのが
謎の足形!!

誘われるように立ってみると、そこから真っ直ぐに鳥居と本殿がありました~。


ビューポイントだったのかな~??

参道には樹齢数百年の杉が立ち並んでいます。
次第に神話の世界に入り込んだような気分になっていくのを感じました。

参道の終わりに見かけた巨木の洞は、数百年の時の流れを感じさせてくれます。


高天彦神社 一の鳥居

鬱蒼とした参道を抜けると一の鳥居の前に出ます。


アジサイなどのお花も綺麗です。

金剛山への登山道の方には水車がありました。
雰囲気作りに一役買っていますね~♪

水は手水舎の方に流れてくるんでしょうかね~ちょっと不明~

高天彦神社の掲示板がありました。
確かにこの地は高天原と書いてありますね~。

この一帯は、古くは日本神話に登場する「高天原(神々がおわした土地)」と考えられていた
天照大神の子の天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)に、本社の御祭神の娘、栲幡千々姫命(たくはたちじひめ)が嫁ぎ、御子の瓊々杵尊(ににぎのみこと)が高天原から降臨される。その神話に言う高天原がこの台地である。
以下省略。

石碑もありました。

堂々とした「神霊」の石碑

神霊
昭和六十一年五月大和の国葛上群高天神社に詣ず
金剛山の中腹小盆地を抱き
僅か十数個の民家を置く 正に蓬莱 仙境の如し
この地に社あり 森厳荘厳 霊気地に満ち
森羅万象全て神霊を帯ぶかに見ゆ
此の地は正に天孫降臨の聖地なり。 南風識す

手水舎
冷たい水がとても気持ち良いい~♪
穢れが落ちていく感じがします。

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高天彦神社の境内へ

高天彦神社の創建はいつ頃だったのかは分からないそうです。つまりそのぐらい大昔から神社はあったということなんでしょうね~。

やはりここは碑にあったように、特別な雰囲気が感じられます。

鳥居をくぐると、そこは空気が張り詰めたような別世界を感じました。

そしてなんとも言えない佇まいは本当に神秘的です。

歴史を感じる狛犬


境内から一の鳥居を見ると、参道が杉の巨木で覆われているのがわかります。

なんと本殿の両端にこっそりと逆立ちした狛犬が置かれているんですよ~
見つけてみてね~。

高天彦神社の摂社・末社など

たくさんの摂社・末社があり神の世界の雰囲気をさらに醸し出しています。

まずは、拝殿に向かって左側
春日神社


菅原神社

三十八社(みそやしゃ)


神武天皇遥拝所と明治天皇遥拝所


「土蜘蛛塚」と呼ばれる塚

近くの山中には「蜘蛛窟(クモクツ)」というところがあって石碑もあるそうです。

土蜘蛛(ツチグモ)というのは、朝廷に恭順しなかった土豪たちを意味していて、強暴で山野に石窟(イワムロ)・土窟などに住んでいたとみられています。

朝廷に恭順をしない存在は鬼や土蜘蛛と呼ばれ、朝廷から蔑視されると共に畏怖されていた存在だったそうです。
故に攻め滅ぼされていったのでしょうね。

拝殿の右側には
八幡神社
祭神は、応神天皇ですね

左から、
・稲荷神社:宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)
・市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)
・御霊神社(ごりょうじんじゃ)


護国神社

一の鳥居をくぐったところに休憩所があります。
ここで、神々と一緒にお弁当なんていうのもステキかも♪

軒下にある龍の彫り物がステキです。

尚、お守りやご朱印などは「高鴨神社」で受けることできるそうです。

高天彦神社 祭神

高天彦神社は、背後にある白雲峯と呼ばれる山がご神体ということです。

主祭神
・高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

「古事記」によると、天地開闢(天地のはじめ)の時、最初に天之御中主神(あめのみなかぬし)が現れました。宇宙の根源神とも呼ばれる神様です。

その次に高天原に現れたのが「高皇産霊神」と神産巣日神(かみむすび)です。

この三神は「造化三神」と呼ばれ、性別のない神で姿を隠している「独神(ひとりがみ)」とされています。

「産霊(むすひ)」は生産・生成を意味しているということです。

高皇産霊神は、日本書紀では「高木神」とも呼ばれて「国譲り」や「天孫降臨」、「神武東征」などの重要な場面にも登場しています。

造化三神の事はこちら⇒天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神


祭神

・市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

アマテラスとスサノオが誓約(うけい=占いのような行い)の際に、アマテラスがスサノオの剣を噛んで吹き出した霧から生まれた、宗像三女神(むなかたさんじょしん) と呼ばれる神の三女です。

とても美人の神様として知られ、弁財天と同一神ともされています。

詳しくは⇒宗像三女神(むなかたさんじょしん)


・菅原道真公

安時代に活躍した貴族で、学問の神様として知られています。

高天彦神社へのアクセス

■高天彦神社
〒639-2334 奈良県御所市北窪158