瀧原宮 皇大神宮(内宮)別宮を訪ねる

伊勢神社はお宮が一つだけあるのではなく、伊勢志摩地方に広がっている125社から成り立っています

その中心となるのが「正宮」で、皇大神宮「内宮(ないくう)」と豊受大神宮は「外宮(げくう)」の二宮があります。

そしてさらに別宮(べつくう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)とつづきます。

別宮は正宮の「わけみや」という意味で、正宮についで尊いとされるお宮で、皇大神宮は10ヶ所、豊受大神宮は4ヶ所にお祀りされています。今回は、そのうちの一つである瀧原宮を訪ねてみました。

太陽が光輝いていて、まるで天照大御神が見守り下さっているかのようです。
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瀧原宮 参拝

ここは、昔から「皇大神宮の遙宮(とおのみや)」と呼ばれているそうです。
参道入り口近くに、「瀧原宮の起源」が書かれた掲示板がありました。

掲示板によりますと
1.二千年ほど昔、第11代垂仁天皇の皇女の倭姫命(やまとひめのみこと)が
天照大神のつかいの者として、ご鎮座する地を求めて大和から伊勢方面を旅していました。

2.旅の途中、倭姫命が流れの速い宮川が渡れずに、こまっていたところ近くに住んでいた、真奈胡神(まなこのかみ)がお出迎えをして川を渡してあげました。

3.倭姫命は真奈胡神の案内で三瀬坂峠(みせさかとうげ)を超えて祝詞山(のりとやま)の山頂に立ちました
「この美しい土地の名前は何ですか?」(倭姫命)
「ここは、大河の国でございます。」(真奈胡神)

4.倭姫命は、この美しい土地を天照大神の鎮座する地に選びました。

参道入り口 鳥居

もうここからして、空気感が違って感じます。


さっそく古代のロマンをかみしめながら瀧原宮の参道を進んでいきまいきま~す。

参道は深い緑に覆われていますが、見上げると太陽がまぶしい~。

まるで天照大御神が強烈なエネルギーを降り注いでくれているかのようです。


御手洗場

参道をしばらく進むと宿衛屋と呼ばれる社務所があって御朱印などはこちらで受ける事ができます。
その近くに御手洗場があります。

内宮の御手洗場は五十鈴川でしたが、こちらは頓登川(とんどがわ)の清流です。

川の水はどこまでも透明で、木漏れ日が川面にあたってキラキラと輝いています。

神聖な気が漂う場所と川のせせらぎで身も心も清められていくような感じがします♪


社殿が見えてきました。

次の遷宮の時はこちらにお移りになるんですね~。

参拝順が書かれている立て札がありました。
瀧原宮→瀧原竝宮→若宮神社→長由介神社


社殿の並び順と違うので要チェックですね。

瀧原宮(たきはらのみや) 皇大神宮別宮

祭神
天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)

倭姫命が天照大御神を永遠にお祀りするための地を探し求めてこの地にたどり着いて、お宮を建てられてそうです。

その後、さらに良い所を探し求め五十鈴川の川上に鎮座され現在の皇大神宮となっているということです。

瀧原竝宮(たきはらならびのみや) 皇大神宮別宮

祭神
天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)

祭神は瀧原宮と同神です。
二宮が並んでいるのは、皇大神宮と荒祭宮の関係と同様と考えられているそうです。

若宮神社(わかみやじんじゃ) 瀧原宮所管社

祭神
若宮神(わかみやのかみ)

祭神は瀧原の地に縁のある水の神といわれているそうです。

長由介神社(ながゆけじんじゃ) 瀧原宮所管社

祭神
長由介神(ながゆけのかみ)

瀧原宮の御饌(みけ・食物)を司る神とされています。
豊受大神の分霊という説もあるようです。

「ながゆけ」の音が「長生き」に通じるとして民間信仰があって江戸時代には長寿を祈願する参拝者が多かったそうです。
一緒に川島神社もお祀りされています。

瀧原宮 御朱印

皇大神宮別宮 瀧原宮へのアクセス



■皇大神宮別宮 瀧原宮

〒519-2703
三重県度会郡大紀町滝原872

編集後記 ちょっとひとこと

倭姫命が天照大神のご神体とされる八咫鏡(やたのかがみ)を携えて巡った土地、一時的にでも祀られたという伝承がある神社や場所が「元伊勢」と呼ばれています。

元伊勢は現在でも篤い崇敬が寄せられているということです。

倭姫命は、古事記や日本書紀に登場する古代の代表的な英雄として知られる日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の叔母の関係になっています。
日本武尊が東国平定に向かう時に草薙剣(くさなぎのつるぎ)と火打ち石の入った袋を授けました。東征での困難もそれを用いることで難を切り抜けることができたということです。

倭姫命を埋葬したと伝えられる古墳が、伊勢市倭町の間の山(あいのやま)にあるそうです。
現在の宮内庁によって「宇治山田陵墓参考地」として管理されているということです。

そして御陵に隣接する倉田山には内宮別宮の倭姫宮があります。


倭姫宮参考⇒
》伊勢神宮 別宮と伊勢周辺の神社を訪ねる《

関連⇒
》伊勢神宮の皇大神宮(内宮)正宮と荒祭宮を訪ねる《