龍口明神社 鎌倉市の五頭龍と江島弁財天の伝説で知られるパワースポット訪ねる

龍口明神社(りゅうこうみょうじんしゃ)は神奈川県鎌倉市に鎮座している神社です。

かなり歴史のある神社で創建は欽明13年(552年)と伝わり、鎌倉市に現存する神社では一番古いのだそうです。

ここは日本三大弁財天の一つとして知られる江島神社と夫婦神社になっています。

ですから、弁財天の夫の龍神が祀られている「龍口明神社」と「江島神社」はセットでお参りするのがベストなんですね~。

参考⇒》江島神社《

龍口明神社 参拝

神社は湘南モノレールの西鎌倉駅から徒歩で10分くらいのところにあります。

周辺は住宅街で、こんなところにあるの~って思うくらいちょっと不思議な感じがします。

元々は、龍口(たつのくち)の龍口寺(りゅうこうじ)の西隣にあったそうですが、村人達の総意によって昭和53年に、江の島を遠望し龍の胴にあたる現在の地へと移転してきたのだそうです。

一の鳥居

龍口明神社 御神木

二ノ鳥居の手前くらいのところに御神木がありました。タブノキのようです。
ここは、パワースポットとしても知られています。

ご神木の前にいると、まるで龍神さまのエネルギーが伝わってくるようです。

二ノ鳥居

スッキリとした感じの境内に白い鳥居が中々カッコイイですね~。
奥に拝殿が見えます。

空を見上げると、どこからともなく龍神様が現れてきそうな感じです。

手水舎

手水舎の龍がカッコよかったですよ~

龍口明神社 拝殿・本殿

落ち着いた感じでとても威厳のある社殿です。

狛犬

五頭龍
拝殿の右手前に大きな絵が掛けられていました。
天女と五頭龍の伝説を思い出させてくれる迫力ある絵です。

龍口明神社 祭神

●玉依姫命(たまよりひめのみこと)
龍神を束ねる海神族(わたつみぞく)の祖先とされ、また玉依姫命自身も龍神として崇められているということです。
日本の初代天皇の神武天皇の母でもあります。

●五頭龍大神(ごずりゅうおおかみ)
江の島に伝わる「五頭龍と天女(弁財天)」の伝説に登場する一身五頭の龍神です。

天女(弁財天)と五頭龍伝説
昔。鎌倉市深沢に底なし沼があって「五頭龍」という龍が棲んでいました。
その龍は、様々な天変地異を引き起こして人々を苦しめていました。遂には津村の子供を食べるようになりました。

ある時、海底から江ノ島が隆起して天女が舞い降りて住む事になりました。
その美しい天女に一目惚れをした五頭龍は結婚を申し込みましたが、残虐非道の行いを人々に行ってきたので断られてしまいました。

天女に戒められ、改心して悪行を止め人間を守ることを誓い結婚することができました。

その後、山と化し人々を災害から守り、国家安泰の神「五頭龍大神」となったと伝えられています。

参考⇒》江島神社(前編)《

記念碑によりますと、
「欽明十三年(五五二年)、村人達は山となった五頭龍大神を祀るために、山の龍の口に当たるところに社を建て白髭明神と称し村の安泰を祈願しました。これが龍口明神社の発祥と伝えられている」ということです。

龍口明神社 御朱印



龍口明神社へのアクセス


■龍口明神社
〒248-0033
神奈川県鎌倉市腰越1548-4

編集後記 ちょっとひとこと

祭神の玉依姫命は、初代天皇である神武天皇の母ということなのですが、この辺りの関係をもうちょっと書いてみますね。

神話によりますと、高天原から降臨した天照大神の孫のニニギノミコトはコノハナサクヤヒメと結婚し、三人の子共が誕生します。その内の二人が海幸彦(兄)と山幸彦(弟)です。

海幸彦は海で魚を取り、山幸彦は弓矢で狩りをして暮らしていました。
あるとき海幸彦と山幸彦は試しに道具を交換してみようという事になりました。しかしうまくいかなかったため返すことになったのですが、弟は兄の釣針を無くしてしまいました。

それに激怒した兄に対して、途方に暮れていた山幸彦は塩椎神(しおつちのかみ)と出会い海神の宮に行くことを教えられ訪ねて行きました。

そこで、海神の娘の豊玉姫と出会い結婚をしました。海の宮に住んで三年が経ち、兄の釣り針もみつかったので地上へ帰る事にしました。そして海神の教えの通りに実行し、意地悪な兄の海幸彦も征する事ができました。

豊玉姫と間に鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)が誕生しますが、産屋にこもった豊玉姫から覗かないでという約束を破ったため、龍となった姿を見られた事を恥じて豊玉姫は海に去ってしまいました。

しかし、我が子を案じて自らの妹の玉依姫を遣わせました。
やがて、その玉依姫と鵜草葺不合命は結婚します。つまり叔母と甥の仲で夫婦となったんですね~。

そして、四人の息子が誕生して、その四男が後に神武天皇となり、現代の天皇へと続いているのですから何とも壮大です。

神様の世界から現代へと途切れることが無く続いている日本はやっぱりステキですよね~。

関連
・五頭龍神⇒》江島神社(前編)《

・塩椎神⇒》鹽竈神社《